常妙寺では長年、毎年8月の第一日曜日に、令和7年に初盆をお迎えする檀徒さんのご親族を中心に初盆法要を執り行っています。
初盆精霊各位には、お寺でしっかりとご供養を施してから各家庭にお還り願っています。
今年も大変暑い中での開催となりました。
90名様以上が本堂に会してご供養くださいました。
お水と法要途中で冷たく冷やしたタオルを配布いたし、少しだけ暑さを和らいでもらいました。
加えて、気休めかもしれませんが、氷柱を本堂内に設置して、見た目の涼も感じてもらえればとした次第です。
毎年、御宝前には本年初盆を迎える霊位の白木位牌を奉安しています。お盆終わるまで、毎日お寺の読経供養と参詣者のご供養を受けてもらえるようにしています。
法要では、一緒に法華経を読経していただき、各家ごとにお焼香をしていただけるようにご案内します。今年亡くなった霊位のみならず、全ての霊位・各家ご先祖さまにご供養が施されるように法要の場を設けています。
法要の中程で、葬儀の際に授与しました法号(戒名)の意味合いや法号に込めて祈りを記載したものを各家の方々にお渡しするように致しています。焼香中、各家の代表者にお渡しいたします。おかげさまで、数年続けていると、法号の意味を感じていただけるようになり、お盆のお参りに伺った際に感想をいただけるようになりました。
参列いただいた親族の皆様には、お一人ずつ御焼香を賜り丁寧にご供養を施していただきます。
今日参列された約90名の皆様の丁重なる弔いをもって、各家初盆霊位を共に供養することが肝心かと考えています。「自分のところの霊位」だけでなく、同じ年同じ時に初盆を迎えるご家族と共に分かち合う空間になることが大事ではないでしょうか。その一端でも感じてもらえる空間にさせてもらいたいです。
なお、お盆中の本堂御宝前のお花や御供物は、初盆会参列いただいたご家族のお布施から、ご供養いただくようにしています。お盆終わる頃まで、掲示させていただいています。