毎年立春の日に、開運星祭りを厳修しています。
今年は、あいにく雨模様のあさだったのですが、次第に雨がおさまってきました。すっかり晴れるとはいかなかったものの、おかげさまで祈祷会の時は足元は悪かったのですが傘はささなくて良かった状況でした。
4年ぶりに、以前までの形に戻しました。
午前10時30分に水行。午後11時より大祈祷会。その後、豆まきという流れです。
この日は日曜日とあって、お休みの方も多かったのか朝からたくさんの方が来寺されていました。
受付で確認して、お経の上がった福豆をもってお堂に上がってもらいます。
最初は、僧侶七人での水行で身を清め、お寺を荘厳いたします。
寒いなかですが、皆様のお題目で迎えていただいて水行を始めます。
今年は、雨はあったのですが例年より風がなかったので、比較的に寒さは感じなかったように思いますが、、、。（これはあくまで住職の主観です）
その後、すぐに本堂に上がっての星祭祈祷会になります。
毎年お手伝いいただく、近隣のお上人さま方です。この時期忙しいなか、ありがとうございます。
まずは、読経。読経。読経。
それから大寒ころより祀っている各人各家のお札に祈念をいたします。
本年の善き運勢を呼び込みます。
それから、本日来寺された皆様に向かって法楽加持祈祷を厳修いたします。
100日の修行中にそれぞれお上人が魂を込めて写経しこしらえた〝撰経〟を皆様の身体にお当てして一年の厄を丁寧に除いていただくようにしています。
お寺に上がるだけでも〝ご利益〟はあるのですが、自ら進んで清浄の場にあがり読経の功徳をうけて、〝撰経〟に触れるのですから、〝この利益ははかりなし〟となるでしょう。
是非、昨年までの悪いものを清めて、今年の善き運気を持ち帰っていただきたいです。
そして、法要後はお楽しみにの〝豆まき〟です。
常妙寺では、毎年〝厄〟の方や運気を上げたい方に呼びかけて、お餅やお菓子を〝厄除け〟としてご供養くださるように呼びかけています。今年もたくさん上げていただきました。
また、4年ぶりの〝豆まき〟に年男・年女の辰年の方に福を分けていただきたく、一緒に撒いてもらうことにしています。今年も10名ほどの方があがってくださり福を分けてもらいました。ありがたいですね。
鬼も仏さまになるお寺の常妙寺ですので、掛け声は「福はーウチー」だけで撒きます。
やはり、〝豆まき〟は盛り上がりますねー。子供達も大はしゃぎでしたが、集まった方々も楽しそうにされていました。こうやってできるのも、しばらくなかったので、住職としては嬉しかったです。
それから、『福あたり』を用意しています。いちごやお酒・それとお数珠などがございます。善き一年になれば幸いです。
最後に、お札配りをしています。星祭りを申し込みされた方、各人各家ごとに分けています。
それと常妙寺ではもうひとつ特徴的なのが星祭りを立春の日に行うことから、〝立春大吉日〟のお札をしたためてお配りしています。鏡文字の５文字お札にして立春の日に祈念します。お札は玄関口に貼ってもらい、悪いものがそのまますり抜けていただくようにしています。いまでも院首さんが毎年お配りするために準備してくださいます。
お寺を出る前に、除厄開運のお赤飯をお配りします。こちらも前日から、朝早く準備してみなさんにお分けしています。手前味噌で恐縮ですが、この赤飯もとっても美味しいですよ。
常妙寺の守護神天神さまと石像大黒さまでも一読いただきました。
盛りだくさんの常妙寺の『立春開運星祭り』です。
コロナの頃を経て、このように無事開催できるのは本当に嬉しい限りです。
毎年、お申し込みいただいた方にはお札を作っています。善星皆来 悪星退散 大難は小難に 小難は無難になりますようとお祈りしております。
もし、希望される方は、お寺の事務所までお問い合わせください。
来年ご縁のある方は、是非本堂にあがっていただき直接ご祈祷を受けてもらえますようにおすすめいたします。
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