令和8年6月5日(金)に社員研修を常妙寺にて開催いたしました。
今年、常妙寺で社員研修を開催しているということで、クラサスケミカル(株)さまからお声がけいただき、若手社員の社員研修を開催する運びとなりました。

私、住職の世代には〝昭和電工〟(現レゾナック)と言われるとハッとされるかもしれません。石油化学事業が近年分社化された会社で、たくさんの従業員を抱える大分の大きな会社の一つです。光栄にも社員研修にお声がけいただきました。
毎年社員研修開催していたこともあり、それを元にして担当の方と相談しながら今回の研修を計画してきました。
午前9:00〜午後16:30までの1日研修ですが、結構タイトなスケジュールを組ませてもらいました。簡単に言えば、非日常の世界から〝自己を見つめ直す〟機会をお寺で作る内容となっています。
今回の参加者は12名でした。勤続1年目・2年目の若い社員での研修となりました。
今回のテーマとしては「共に生きて 共に栄えていく〜時間と空間を共有することの大切さを学ぶ〜」と掲げて行いました。日蓮宗の総本山久遠寺の掲げる事業から頂いた言葉ですが、会社同期の一人一人に感じて欲しいことだと思いテーマにいたしました。特に、現場では危険も伴いますので、その辺りお互いに命の大切さを感じて欲しいと思っています。心の奥底にあるものを整えてもらいたくテーマといたしました。
実は、昨年開催した他社の社員研修と同じ内容とさせてもらいました。クラサスケミカル(株)さまの初めての開催ということもあり、担当の方とも打ち合わせの段階で、わかりやすいほうがお互いに安心できることもあり、そのような方向性にいたしました。

1日の内容はこのようになっています。

おかげさまで、時間的にもちょうど良いような配分で進めていくことができました。
お寺での研修ということもあり、最初は緊張気味でさんかされていた社員さんもだんだんと自分たちの言葉で語ってくださることが多くなった印象でした。

まずは、1日の心構えを含めた開会式を修めて早々に〝これまでの自分を言葉で抜き出してもらいます〟




そんな今までの自分への〝懺悔滅罪〟も含めた〝礼拝〟から始めていきます
お焼香で身と心を浄めて。



普段、ワークショップでおこなっています「死の体験旅行」も組み込ませてもらいました。

あっという間に12時。お昼の時間です。
研修会で何気に大切にしていることの一つが、〝同じ釜の飯を食べる〟です。この日のメニューは、豆ご飯にだんご汁。野菜コロッケにサラダ・ほうれん草の胡麻和え。肉・魚を使わない精進料理で用意いたしました。


若い人が多かったので、口に合うか心配でしたが、思いのほかおかわりをしていたのに正直驚きました。そして、私つくったのではないのですが、嬉しかったです。


共同で準備して、共同で片付けていく。ただそれだけなんですが、結構大事なこととして、研修に組み入れさせてもらっています。


寮生活している社員さんもいて、結構手際良く片付けているのにもびっくりしました。

午後からも写経・唱題行・哲学対話とつづきます。






最後はお別れの言葉(会葬礼状)作成と発表。この時間は若い人なりの言葉が紡がれています。


研修の最後の方に、「会葬礼状」を綴ってもらいます。もし、今、自分が亡くなったらと仮定して、通夜葬儀に来てくださる方や家族にむけて手紙を綴ってもらいます。
毎年、その書いた手紙は短い時間ですが発表していただくようにしています。
ここでも、同じ職場でも見せていなかった想いを仲間内が共有できるようです。

1日お寺での社員研修。慣れないこと多いと思います。非日常の世界に入り込めるようにしています。
ただ、そこで向き合って欲しいのは、あくまで〝現実の自分自身〟です。
クラサスケミカル(株)さまの社運隆昌と社員の皆様のご多幸を切に願っています。そんな一助がお寺で担えるならば嬉しい限りです。参加された社員の皆様お疲れ様でした。

最後に集合写真

#クラサスケミカル(株) #常妙寺 #社員研修