5月の初めに、滋賀の陶器作家で芸術家の中野亘さんから一対の燈明が送られてきました。
以前より、新潟の妙光寺さまにつかわれている燈明と同じものを常妙寺でも使っていました。
新潟の妙光寺の院首さまが燈明を変えて「なんとも風情があっていいよ」と教えてもらい、大分のお寺にも作ってもらえないかとお願いしていました。
「色も自由につくれるよ」とのことだったのですが、新潟のお寺と同じ朱色を選択。
これがとても落ち着いた雰囲気で、本堂に納まりました。
燈明の先端の部分にカップローソクやボーティブキャンドルのような形状を載せることができます。蝋が垂れることもなく、また陶器でできているので気温の変化などで燈明土台部分にヒビが入ったりすることがなくなりました。
なによりも、燈明の存在感が、なんとも言えない雰囲気を作り出してくれています。
常妙寺では、『慈しみのお題目塔』の塔芯部分を陶器でも作ってもらい祀らせていただいています。
<こちらは、毎朝拝む『慈しみのお題目塔』です>
また1つ、お寺の宝物が増えました。
1つひとつ手にかけながら、お寺は荘厳されていくのかもしれません。
中野さん、ありがとうございました。
もし、陶器の燈明のことが気になりましたら、お寺までお問い合わせください。
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